ケンタ屋さん
ある日の会話
ケンタ:「このパンは誰が作ったの?」 ママ :「パン屋さんが作ってくれたのよ。」 ケンタ:「このパンはパン屋さんが作ってくれたんだよ。」
これまた、ある日の会話
ケンタ:「このケーキは誰が作ったの?」 ママ :「ケーキ屋さんが作ってくれたのよ。」 ケンタ:「このケーキはケーキ屋さんが作ってくれたんだよ。」
(教えてもらったクセに「だよ」になるのはご愛嬌)
てな会話を繰返しているうちに、いつの間にか
「ケンちゃんはケンタ屋さんが作ったんだよ。」
なんてことを、ニコニコと言い出すようになりました。
「じゃぁ、ケンタ屋さんに行くと新しいケンタがいるんだね。」
と返してあげたら、ケンタ屋さんが自分にとってはとても都合の悪い存在であることに気がついたらしく、今度は
「ケンタ屋さん、いらない。」
と言い出しました。しかし、もう遅すぎます。
バカ親がこんな都合のよいものを見逃す訳はありません。
おヤスミの時間になりました。
いつものとおり、ケンタは素直に寝付きません。
一旦、布団に入ってからも、出たり入ったりして落着きません。
「ケンタ屋さんに行って、ママの言うこと聞いてくれるケンタと取替えてきちゃおうかな。」
とママがボソリ
こどもには、とても冗談に聞こえないのでしょう。
「ケンタ屋さん、いらないの。」
と言いながら、泣き出してしまいました。
今日のところは、クスリが聞いたみたいで、素直に寝てしまいました。
とても可愛いです。