Derbyをインストールする

 Liftのプロジェクトを作ると、デフォルトでDerbyのデータベースが作成されます。DerbyはJavaで書かれたRDBMSです。
 Derbyの実行に必要なコンポーネントは、Mavenが自動的にを持ってきてくれるので、Liftから使うだけなら、他に何もインストールする必要はありません。けれど、直接Derbyのデータベースを操作したりすることもあるでしょうから、Mavenとは別にDerbyをインストールしておくことにします。インスト−ル方法などは、ITアーキテクトの記事などを参考にします。

 Derbyをインストールしたら、ijコマンドを実行して、Liftにくっついているデータベースの中をのぞいて見ます。

まず、インストールしたDerbyのbinディレクトリに入っているij.batを起動します。

ij バージョン 10.2


次に、Liftのデータベースにコネクトします。

ij> connect 'jdbc:derby:D:\dev\lift\wiki\lift_example';

テーブルの一覧を見てみます。TABLE_SHEM列がAPPになっているところが、プログラムのテーブルです。ここでは、USERSテーブルが作成されていることが分かります。

ij> show tables;
TABLE_SCHEM         |TABLE_NAME                    |REMARKS
------------------------------------------------------------------------
SYS                 |SYSALIASES                    |
SYS                 |SYSCHECKS                     |
SYS                 |SYSCOLPERMS                   |
SYS                 |SYSCOLUMNS                    |
SYS                 |SYSCONGLOMERATES              |
SYS                 |SYSCONSTRAINTS                |
SYS                 |SYSDEPENDS                    |
SYS                 |SYSFILES                      |
SYS                 |SYSFOREIGNKEYS                |
SYS                 |SYSKEYS                       |
SYS                 |SYSROUTINEPERMS               |
SYS                 |SYSSCHEMAS                    |
SYS                 |SYSSTATEMENTS                 |
SYS                 |SYSSTATISTICS                 |
SYS                 |SYSTABLEPERMS                 |
SYS                 |SYSTABLES                     |
SYS                 |SYSTRIGGERS                   |
SYS                 |SYSVIEWS                      |
SYSIBM              |SYSDUMMY1                     |
APP                 |USERS                         |

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ij>