Qちゃんアテネ落選

ラソン高橋直子選手がアテネの代表選考で落選しちゃいましたね。なんか報道を見てるとシロート目にも情けないですね。陸連って「専門家」の集まりなんですよね。横審みたいにシロートのおばさんが混じってるとこじゃないんですよね。
益田明美さんが「みんなが高橋さんを選びたかったんです。でも選べなかったんです。」なんて、テレビでお話してました。それって、"私たち専門家はみんな高橋さんがよいと思っていましたが、選考基準が邪魔で高橋さんを選ぶことができませんでした。"ってことですよね。それじゃ何のための専門家か分かりません。選考基準を超えたところで判断がつかない、単純な基準では判断しきれないところに専門家ってものの価値があると思いますけどね。
一般に規範には行為規範としての性格と評価規範としての性格があると言われます。陸連の選考基準も規範としての性格を持っていると言ってよいでしょう。行為規範として選考基準が果たす役割は、言うまでもなく、とんでもなくレベルの低い選手が選ばれないようにすること、すなわち選考という行為に影響を及ぼすことです。一方、評価規範としては、成された選考を評価して、その良否をジャッジするところにあります。逆に言えば、選考基準を満たしていさえすれば、否の評価を下すことはできなくなり、選考に携わった皆さんは免罪符を手にすることができる、ってことですね。
 高橋選手の輝かしい実績とオリンピック2連覇の可能性を捨ててまで、まったく"実績"のない選考基準に固執する意味がどこにあったんでしょうね。
(とか、陸連を批判するのは簡単なんだけど、なんでそういう行動に出たのかを考えないとね、ホントは。そのうち、ヒマがあったら考えよう、ってここで逃げていいのか、オイ。>自分)