いまさら「男たちの大和」

 ずいぶん前に録画していたのを見ました。昨晩見始めたのですが、あまりに前半がダルすぎ、嫁が眠ってしまうので途中で寝ました。とりあえず最後までと思い、気をとり直して(もうちょっと進めば面白くなるかもと思いつつ)今日は最後まで見たのですが、ハッキリいって失敗作です。こんなにツマらないのは久しぶりです。映画館に行かなくてホントによかった。
 軍事オタ的なツッコミ所が満載というのは置いとくにしろ、全体の構成がダルすぎです。鈴木今日香と仲代達矢のカラミがヤタラと長いし、戦況の説明で、突然当時の映像が挿入されるので違和感があります。
 また、これまでのこのテの映画と違って、下士官、水兵に焦点をあてるのはよいのですが、個々のエピソードでは、登場人物が「死なないで。生きて帰って。」とやたらと泣き喚くばかり。ある程度上の年代からは、とても現実感の薄い演出に感じられシラけてしまう人が多かったのではではないでしょうか。公開当時、この映画の評判がよかったのが信じられません。